日本史の勉強法について、いよいよ最後の受験直前期について考えてみましょう。
この時期になると、受験の時期が迫ってくるため、かなり焦る受験生が多くなってくることでしょう。だからといって、焦って新しい参考書や問題集に手を出してみたところで、急激に10点、20点の点数が上がるわけではありません。
受験の直前期だからこそ、冷静にやり残したことを一つずつ処理していきましょう。
以下の記事を参考に、受験直前の勉強法について考えてみてください。
冬期・直前講習で何を受講するか?
第1志望の大学に関する対策講座
この時期には、受験する大学は決まっていると思います。まずは、志望大学の対策講座を受けて、その大学に関する情報を手に入れましょう。
予備校ではオリジナルの予想問題や過去問を使って、各大学の頻出問題や難問について、具体的な対策を行います。
特に過去問を解いている段階で、攻略できなかった問題がある受験生は、しっかり講座をきいて、自分で処理できなかった問題の対策について勉強しましょう。直前のラストスパートに大きく影響します。
弱点の補強をする講座
本来、基礎事項については夏期講習から後期の間にインプットしておくべきです。しかし残ってしまった場合は、冬期講習の講座で対策をしなければなりません。
日本史では一般的に、文化史や現代史の勉強が進んでいない場合が多いと思います。受験で差がつくところなので、予備校でも文化史や現代史の講座を設置しています。
自分で整理するのが難しいので、予備校の講座を受講した方がよいでしょう。
冬期・直前期には仕上げをしよう!
講習の講座とともに進めておきたいのが、過去問の再チェックです。
「過去問は出題されないから、もう一度やってもムダ」という人がいますが、それは当たり前です。全く同じ問題が出るわけではありません。
しかし、同じ考え方や同じ知識が必要な問題は、出題されます。過去問は、出題が当たることを期待してやるものではありません。
それでは、何をすればよいのでしょうか?
特に過去問を解いている段階で、間違った問題をもう一度見直してください。もう一度見直して、解答が確認できたうえに、なぜその解答になるかが説明できればOKです。
できなかった場合、類題が出題されたら、また間違える可能性があります。まず、わからない問題がないようにしましょう。
さらに講習で、大学別の対策を受講したことで、自分の見落としに気づくかもしれません。その際は、もう一度過去問を見直して、知識の漏れはないか、解法に問題はないかを考えてみてください。
さいごに
直前期に入っても、地道な作業を続けてください。最初にも書きましたが、点数は突然、数十点も上がるわけではありません。
センター日本史ならば、多くの問題が3点です。1問できるようになれば3点UP、2問できるようになれば6点UP…というように、できなかったことを、できるようにすることで得点は上がります。
直前期に入っても、焦りながらも、冷静に1問一問を処理していってください。
それが合格への近道です!